ユーザー車検とは、車の所有者が自分の自動車を陸運支局等に持ち込んで自分で車検を受けることである。
一般的に車のユーザーは、ディーラーや町の修理工場などに車検を依頼して、 ディーラーや修理工場がユーザーの代行で陸運支局等に持ち込んで車検を受けることが 多かったが、それではディーラーに支払う代行費用かかるため、費用の節約を望む車好きのユーザーの間で行われている。
通常の車検とは何が違うかというと先ほども書きましたが、 ディーラーや修理工場に依頼しないので自分で陸運支局などに持ち込んで検査を受けてパスさせなければならない。
ユーザー車検の費用ですが、
・自動車重量税
軽自動車 8800円
普通自動車
500kg~1000kg 25200円
1001kg~1500kg 37800円
1501kg~2000kg 50400円
2001kg~2500kg 63000円
・自賠責保険
車検が残っていて継続検査の場合(24ヶ月) 軽自動車 24800円 (車検切れの車両の場合+1280円)
自家用乗用車 30680円 (車検切れの車両の場合+6040円)
・検査手数料
軽自動車 1400円
小型自動車 1400
普通自動車 1500円
つまり軽自動車の場合であれば、35000円で済む。
1200㎏の小型自動車の場合であれば、69880円。
ディーラーや修理工場に依頼すれば、この費用にさらに代行手数料が必要で、 依頼する店にもよるが、登録代行手数料と車検整備代合わせて7万円~8万円 取るところもある。
合計で15万円ぐらいは必要である。
みなさんは、いままでどのぐらい支払っていましたか?
節約派の方なら、ぜひともユーザー車検はお勧めです。
さて、いざユーザー車検へと行きたいところでしょうが、 ユーザー車検をするにはまず車検予約を取らなければならない。
飛び込みで陸運支局に行っても混雑していることが多く、通常はすぐに車検を 受けることはできません。
なので予約は必ずしてください。
ユーザー車検の予約のとり方について説明します。
予約は、車検を受ける陸運支局に電話で予約するか、 インターネットで予約することもできます。
自動車検査インターネット予約システム
https://www.yoyaku.navi.go.jp/pc/reservationTop.do
ユーザー車検の前に自分の自動車をチェックしましょう。 とはいってもなかなか専門的なことはわからないという方が 多いと思います。
どうすればいいか? 解決策は2つあります。
1つ目は、車検を受ける前に予備検査場、いわゆるテスター屋に持ち込む。 プロですから一発で車検に通るようにしてくれます。 ただし、費用がかかりますのでご注意ください。
2つ目は、ユーザー車検の本を買って勉強して自分で点検。 本代なんか安いですけれど、はっきり言って面倒。 特に車の知識がない人にとっては苦痛になることも。
ユーザー車検に必要な書類は7点。
1.車検証
2.自動車損害賠償責任保険証明書(当日に陸運支局周辺の代書屋さんでOK) (新旧2枚が必要)
3.自動車税納税証明書(継続検査用)
4.自動車検査票(当日でOK)
5.自動車重量税納付書(当日でOK)
6.継続検査申請書(当日でOK)
7.定期点検整備記録簿(法定点検を受けている場合のみ)
その他認印が必要になる場合もありますので、認印もご持参ください。
・ユーザー車検のデメリット
普段の車の整備を自分でしなければならない。 しっかり整備できていないと車検に通らず、結局ディーラーなどの専門業者に 車を持ち込む場合、費用がかかってしまう。
車検不合格になって自分で対処できない場合は、専門業者に依頼する手間と費用がかかり。 普通にディーラーなどに依頼した場合よりも期間がかかってしまう。
このようなデメリットも確認したうえで ユーザー車検に挑戦してくださいね。