溶連菌は、のどに感染する細菌です。

溶連菌に感染すると、

感染するとのどの痛みや発熱を引き起こします。

基本的には子供の病気ですが、

子供を感染源に大人に感染することもあります。

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溶連菌感染症の症状とは?

溶連菌に感染すると溶連菌感染症になり、次のような症状になります。

1、のどの痛み。

2、高熱が出る。38℃~40℃度の発熱。

3、体や手足に赤い発疹ができる。これは、発熱後12時間から24時間後にできる。
かゆみを伴うことがある。

4、舌にイチゴのようなぶつぶつができる。

5、腹痛になることもある。

潜伏期間は、1日~7日。

溶連菌感染症が、疑われるとお医者さんで検査されます。

検査は、唾液を調べるのですが結果は10分ほどで分かります。

溶連菌感染症は飛沫感染するので、大人の家族や兄弟にも感染します。

大人の症状も基本的には、子供と同じと考えてください。

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溶連菌感染症の治療とは?

溶連菌感染症の治療は、基本的に抗生物質の服用で治療していきます。

抗生物質を服用して、通常は2~3日で熱は下がりますが、 溶連菌を完全になくすために10日間ぐらいは抗生物質を飲み続けるのがベストです。

ベストと言ったのは、溶連菌感染症の治療が不完全に終わるとあとで説明する 合併症になることがあります。

また、治療中は家族や兄弟に感染しないように食事は別々に盛り付けたり、 感染者は、マスクをしたりするなどの対策をした方がいいでしょう。

溶連菌感染症の合併症とは?

この溶連菌感染症だけでは、風邪のような症状であるのですが、

怖いのは、合併症です。

溶連菌感染症の合併症には、リウマチ熱や中耳炎、急性腎炎などがありますが、

特に怖いのは、リウマチ熱です。

リウマチ熱は、溶連菌感染症が治ったと思ってから2~3週間後に突然40℃近い高熱をだし、 関節痛に襲われることもあります。

リウマチ熱で関節痛になるのは、7割程度人ですが、関節痛にはならずに心臓の弁に異常をもたらす弁膜症にもなります。

合併症になるのは、溶連菌感染症が完全に治癒していない場合ですので、 治療には、抗生物質を使います。

一度、溶連菌感染症で合併症になると再度溶連菌感染症になりやすく、 合併症にもなりやすいので、細心の注意が必要です。

溶連菌感染症の予防方法

溶連菌感染症の予防方法は、一般的な風邪の予防と同様です。

手洗いを十分して、うがいをすることが 一番の予防法です。