経営不振の原因は、
燃料費の高沸や
航空業界の競争激化そして
急激な円安というトリプルパンチの
影響が大きいとされている。
スカイマークは既にエアバスに約260億円を支払っているが、残金を支払う交渉で
エアバス側に交渉決裂を言い渡された模様です。
その背景には、スカイマークの経営不振による支払いの雲行きが怪しいと見切られたといえるでしょう。
エアバス側は大手航空会社の傘下に入ることの提案などもしていたらしいが、
先行きを考えればスカイマークが大手の傘下に入ることもあり得るかもしれないです。
また、もしキャンセルとなっても前述の前払い金約260億円は返却はされず、
そのうえ違約金700億円をエアバスに請求される可能性があります。
というのは、
航空機の生産は受注生産でもちろん今回もスカイマーク向けに作られるはずだった
航空機ですので、もしキャンセルしても他の航空会社に回すということは不可能だそうです。
ということはこれまでにかかった設計費やすでに購入した物資や材料の代金、人件費など
すべて請求されるということです。
この辺は海外の会社だけにはっきりと請求してくることが予想できます。
ところで、この700億円という額ですがスカイマークの年商が
約800億円ということなので
スカイマークのとっては、先に支払った260億円と合わせれば、
1000億円近くなしますので相当な負担となることは間違いないです。
この現状を見ればスカイマークの選択肢はそんなには多くはないでしょう。
将来的には倒産の危機ということもあり得る危ない状態です。