一般的には、子供がなるウィルス性の病気ですが、飛沫感染や接触感染するので、大人にも感染します。
おとなにおたふく風邪が、感染すると重症化することがありますので気を付けてくださいね。
おたふく風邪の基本症状
おたふく風邪の正式名称は、「流行性耳下腺炎」と言い、先程も書きましたが、人から人に感染します。
おたふく風邪の症状は、耳のあたりや頬っぺたが腫れて痛くなり、
38℃から39℃の熱が3日から5日続きます。
頭痛やのどの痛みも引き起こします。
流行時期に季節性はありませんので、いつでも流行ると考えていいでしょう。
おたふく風邪の合併症が怖い!
おたふく風邪に子供が感染した時は、ほとんどの場合は上記の説明の基本的な症状ですむのですが、大人が感染すると合併症を引き起こすと大変怖いです。
まず、おとながおたふく風邪に感染した場合、
上記のおたふく風邪の基本的な症状プラス、
熱は40℃以上出ることもあり特に男性の場合、睾丸が腫れあがり痛みを生じ
男性不妊になることもあります。
さらには、これは子供にもあるのですが、髄膜炎や難聴の合併症も気をつけなくてはいけません。
その他のおたふく風邪の特徴
その他のおたふく風邪の特徴としては、感染してから発症するまで潜伏期間が、
通常12日から14日なのですが、おたふく風邪は発症する前の潜伏期間に伝染するという特徴があります。
普通の風邪は、発症してから伝染するのですが、おたふく風邪は潜伏期間に伝染します。
だから、幼稚園や保育園、学校なんかで感染しているのが分からずに出席して、
おたふく風邪が流行するのです。
ちなみに、学校保健安全法上の学校感染症に指定されていて、
病院の治癒証明書が無ければ出席できません。
おたふく風邪の治療は?
おたふく風邪の治療は、特効薬が無いので基本的に発熱による脱水症状を予防するための
水分補給や鎮痛剤などの対処療法になります。
ほっぺたなどを冷やしたりあっためたりすることも効果的です。
おたふく風邪の予防接種は?
おたふく風邪の予防接種は、1歳以上で数年明けて通常2回受けるのが効果的とされています。
おたふく風邪の予防接種の料金ですが、お住まいの地域によって非常にバラつきがあります。
まず、公費助成なしの地域では、1回につき5000円から7000円。
公費助成あるところでは、1回につき1000円から4000円となっています。
お住まいの地域が、どれに当てはまるのかは、市町村役所にお問い合わせください。
おたふく風邪の予防接種の効果は?
おたふく風邪の予防接種の効果ですが、残念ながら絶対におたふく風邪にならないということはありません。
アメリカ合衆国のレポートでは、2006年の流行時に予防接種を2回受けていた、
18歳から24歳までの若者でおたふく風邪流行時に84%が発症したという報告もあります。
この報告からは、おたふく風邪の予防接種はあまり効果が無いと言えます。