マイコプラズマ肺炎は、通常5歳~35歳までの年齢の方が感染しやすく、 特に幼児期~小学校低学年の感染者が多いとされています。
子供の感染に伴い、感染力が非常に強いので大人への家庭内感染も少なくはない。
ここでは、大人がマイコプラズマ肺炎に感染した場合の症状や
妊婦さんのマイコプラズマ肺炎の感染の危険性などを説明します。
マイコプラズマ肺炎の大人が感染した場合の症状とは?
マイコプラズマ肺炎の感染は、真性細菌 マイコプラズマが唾液や咳などの飛沫感染が 最も多い。
保育園や小学校で感染しだすと集団感染となることもある。
それと同じで、幼児や児童がマイコプラズマ肺炎に感染すると感染力が 非常に強いマイコプラズマ肺炎は家庭内でも大人に感染することもあります。
大人への感染した場合の症状は、 子供の感染と大きくは変わらないが重症化することも多々ある。
まず、症状としては風邪のように発熱や咳がでる。 ここで風邪と間違えてしまうと大変なことになる。
初期症状は、発熱や体がだるいなど、咳もでる。 夜間に咳が連続して出ることがある。 発熱は40℃ぐらい出る場合もある。
40℃ぐらいの発熱が4日以上続く場合や乾いた咳が続いたり、 胸が痛いなどの症状がある場合は、マイコプラズマ肺炎の可能性もあります。
熱が下がっても咳は、1か月程度続く場合もある。
5歳未満の場合は重症化することは少ない。
治療法としては、一般的にマクロライド系抗生物質が有効とされているが、 近年、マクロライド系抗生物質が効かないマイコプラズマもあり、
その場合は、ニューキノロン系抗菌薬やテトラサイクリン系抗菌薬をしようしてみると 効果がある場合がある。
重症化した場合は、胸水貯留や呼吸不全を引き起こすこともあります。
潜伏期間は、2~3週間。
気を付けておきたいことは、子供の時にマイコプラズマ肺炎になると、 一度免疫ができて、ある一定期間はマイコプラズマ肺炎にはなりませんが、 しかし、マイコプラズマ肺炎の免疫は一生持続するものではありません。
持続期間は、はっきりとはわかっていませんが、子供の時の感染した場合は 大人になった時には、免疫はないものと考えた方がいいでしょう。
マイコプラズマ肺炎に妊婦さんが感染したときの治療の危険性は?
妊婦さんが、マイコプラズマ肺炎に感染してしまった場合は、 細心の注意が必要です。
妊婦さんが、マイコプラズマ肺炎に感染した場合は、 その症状にもよりますが、胎児に対しての一番の安全策は やはり、通常マイコプラズマ肺炎に感染したときに処方されるような 抗生物質は使わずに自然治癒に頼ることです。
しかし、マイコプラズマ肺炎の自然治癒は通常1か月程度かかり、 妊婦さんの体に負担が大きくかかります。
マイコプラズマ肺炎の症状がひどい場合は、 医師は胎児に影響が少ない弱い抗生物質を勧めることも あるようです。
ただ、100%安全ということではないということですので、 担当医師の説明をよく聞いて、決断しなければなりません。