知ってましたか?
日本には、男性が育児休暇を取りやすいように法整備も
されています。
また、育児休暇期間についても世界的にも長期間取れます。

でも、日本の男性の育児休暇取得率は3%台と
女性が育児休暇取得率80%を超えるのと比べたら低いです。

このことが、国連のユニセフでも問題視されて指摘を受けました。

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育児休暇とは?


親には子供が1歳になるまで育児休暇が法律で認められています。

1歳を過ぎても保育園に入園できなければ最長2年まで育児休暇が認められます。

育児期間中の給料は、会社からは出ないケースが大半ですが、
雇用保険の育児給付金からいくらか出ます。

ちなみに女性には、妊娠出産時に産前と産後の休暇が認められます。

これらを見れば、ちゃんと法整備されているのに
なぜ、育児休暇を取らないのか?

疑問に思いますか?

私は、疑問に思いません。
それは、日本人の社会的な古い考えと生真面目さからじゃないかと思います。

歴史的にみて高度経済成長期の日本人は、
働き蜂のように働いてきました。

いつの間にか、「男は仕事で女は家庭」みたいな考えが
日本人の中には根付きました。

会社でも、育児休暇の後の仕事のことを考えると
育児休暇が取れないとか、ありありだと思います。

ですから、日本人の特に男の中には
「男が育児休暇なんて取れないよ。」と
口には出せないけど、どこかにそんな考えがあり。

また、社会においても会社においても、
その風潮が残っているのだと思います。

こんな会社があるから育児休暇が取れない実情とは?

こんなニュースを最近聞きました。

日本でも有名企業である「カネカ」や「アシックス」で育児休暇を取得後、
仕事に復帰したところいきなり今までの仕事の経歴やスキルとは無関係な部署や
酷い場合は、子会社に出向などの辞令を受けた。

しかも、アシックスでは育児休暇取得率100%と公表していますが、
育児休暇有資格者が二人中二人が取得と公表しています。

そんなことないでしょう。
アシックスほどの大きい会社が、育児休暇の有資格者が二人なんてことありえません。

「有資格者じゃなくて、育児休暇希望者の間違いじゃないの。」
と言いたくなりますね。

このような育児休暇に対する会社のモラルが欠けているとしか言いようがありませんね。

やはりこんなニュースが出れば、男性は育児休暇を取りにくくなりますね。

では日本の男性の育児休暇の取得率はずっと低いままか?

そうとばかりは言えません。

前述のように、法的に育児休暇取得の整備がされてきて、
後は社会や会社全体の考え方。

それに昔と比べれば、男性の育児参加や子供へのかかわりなんかも
増えてきているので、
すぐにとはいきませんが、だんだんと育児休暇の取得率は上がってくる傾向に
なっていくでしょう。

まあ、国連に指摘されたからと言ってすぐに
育児休暇の取得率が上がるわけもありませんからね。

まとめとして、男性の育児休暇の取得率を上げるためには、
法的整備がされていますので、
必要なのは、会社や上司や同僚の理解と育児休暇の後の
仕事場の環境整備が進めば育児休暇の取得率は上がることでしょう。