宅配便は手渡し時に受け取りのサインや印鑑をもらうのが原則です。
ですが、不在の場合の宅配の取り扱いは?
不在時はマンションなど一部の宅配ボックスが
設置されている以外は、再配達のお知らせをポスト投函して受取人の連絡を宅配会社が受けて再配達します。
でも、今回の問題点は配達員が受取人が不在なのに荷物を玄関先に置いて行って、
さらに悪いことに受け取りのサインを配達員自らサインしたのです。
また悪いことが重なって、荷物が紛失してしまいました。
なぜしれがバレたかというと、
受取人に配達完了メールが届いたにもかかわらず、受取人のところには荷物は届いていなかったということです。
なぜ、配達員は荷物を玄関に置いて自分でサインしたのか?
昨今のインターネット通販の急増で、宅配業者の配達する荷物の数は、
急増する一方です。
それに比べて宅配員や宅配業者は悲鳴を上げるほどの疲弊ぶりです。
今回は問題の宅配業者は、佐川急便ですが
以前、ヤマト運輸でのアマゾンの荷物配達のあまりの多さと運賃の安さで
大問題になったばかりですが、やはり運送業界は完全に疲弊しきっていると以下言えません。
もちろん、配達員のモラルのモラルの問題と言ってしまえばそれで終わりかもしれませんが、
昨今の宅配業者のいろいろな問題を考えると、
それで終わらせていい問題ではないような気がします。
運送業界全体の問題で考えると、
荷物の急激な増加と人手不足は慢性的な問題です。
それに加えて、宅配料の安さもあるので宅配員の賃金や労働環境を改善がやりずらい状況にあるのでしょう。
法的に宅配の荷物の受け渡しの法律はあるのか?
今のところ、宅配に荷物の受け渡しに関するほうりつはありません。
(2019年6月)
しかし、宅配業者のそれぞれの会社では約款があって
今回の問題を起こした佐川急便では、不在時は不在票をポスト投函することが約款で定められている。
配達したのは佐川の社員じゃなかった問題。
実は配達したのは佐川の社員じゃなかったのです。
これは大手の宅配業者ではよくあることなのですが、
下請けや孫請けの宅配業者に仕事を回していました。
今回は、そのその下請けの宅配業者の配達員が荷物を玄関先に置いて行って
自分で受取サインしたということです。
なぜそんなことをしたかというと、
宅配は不在時に、不在票をポストに入れれおいて再配達するのですが、
再配達の依頼時間に行っても不在のこともあり、
そのまた再々々配達なんてこともあるそうです。
仮にそうなっても運賃を追加でもらえるわけでもなく、
下請けの業者や孫請けの業者なんて1件当たり150円や200円ぐらいで
荷物の配達を受けているので、荷物のおきざりが増えてるのだと推測できます。
このようなこを無くすには、やはり業界全体の宅配システム改革が必要ではないかと思います。